しらみずアーツキャンプ2019 開催決定

私たち、いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会は、いわきが誇る旧産炭地、いわき市内郷白水町を舞台にした学びとツアーの芸術祭「しらみずアーツキャンプ2019」を、2019年10月27日に開催いたします。

しらみずアーツキャンプは、旧産炭地である内郷白水町の複数の会場で開催される学びとツアーの芸術祭。白水地区の文化や歴史を学ぶ「しらみず文化大学」と、白水地区の歴史や文化を題材にした演劇作品を鑑賞する「しらみず野外演劇祭」の2つの企画に分けられています。今年のテーマはいわきの伝統芸能「やっちき」です!

1日限りの芸術祭ですが、座学を通じて基礎的な知識を学び、様々なツアーによってこの地の「潮目」を体験・目撃。そして最後に演劇を鑑賞することで想像の力を喚起する。この日の体験は、きっとあなたの「いわきを見る目」を変えてしまうことでしょう。ぜひご参加下さい。

それでは、アーツキャンプの中身を詳しくみていきます!

 

プログラム1「しらみず文化大学」

しらみず文化大学は、午前の座学と午後のフィールドワークに参加して頂く学びのプログラムです。午前の座学は申し込みが不要で3講座あります。ぜひじっくりと学びの時間を過ごしてください。

午後のフィールドワークでは、皆さんに1時間〜1時間半ほどの「ツアー」にご参加いただきます。ツアーコースは7つあり、このうち2つは定員が設けられているためお申し込みが必要となります。メールやファックスでお申込みください。定員のないコースもありますが、人数把握のため、できる限りお申し込み下さい。

 

日時:2019年10月27日(日)9:00〜15:30
会場:座学講座 旧いわき市立白水小学校体育館
   フィールドワーク みろく沢炭砿資料館前広場、いわき市内郷地区内など各所
定員:座学には定員はありませんが、フィールドワークには定員の設定されているものがあります
料金:無料

 

午前の部:座学講座

 

1時限目では常磐炭鉱の歴史を概略的に学びます。現在、講師の先生を調整中です。内郷地区で長く地域ガイドや地域学を研究してきた先生を招き、基礎的なことについて教えて頂く予定です。決定しましたらこちらのページに新しく追加します。

その後、2時限目からは、やっちき探求家の江尻浩二郎さんの連続講義です。今年のしらみずアーツキャンプのリサーチ担当でもある江尻さんから、「やっちき」に関係する2つの講座を担当して頂きます。

2時限目の「やっちき学概論」では、明治大正期に九州の炭坑夫が伝えたと言われるやっちき踊りが磐城で辿ったその数奇な運命に迫ります。各地区の精神性や振り、またもっとも特徴的であるその文句(歌詞)についての考察も行います。

また、3時限目の「やっちき学各論」では、新たな証言を元に、内郷白水地区における特異な形態を考察します。大正中期に炭鉱夫たちが踊っていたという「供養のやっちき」は、その後どのように地域に継承されていったのか、その実像に迫ります。

この3つの講座を通じて、私たちは炭鉱で働くこと、そして働くことと踊り、さらには慰霊や供養の関係に迫ることになります。いわきの伝統芸能やっちきの持つ豊かな精神性は、令和の時代を生きようとする私たちに何を教えてくれるのでしょうか。


食堂ブース「潮目亭」OPEN

お昼の時間は、白水小学校の家庭科室をお借りして、参加者のお昼ご飯を提供する食堂ブースをご用意します。どなた様でもご利用可能。ぜひお越し下さい。メニューは当日までのお楽しみ。白水と同じ産炭地、好間北二区集会所の母ちゃんたちに調理を料理の提供をお願いする予定です。好間の母ちゃんの味をご堪能下さい。

 

午後の部:フィールドワーク講座(どれか1つに参加して頂く選択制の講座です)

※③と④は定員がありますので予約はお早めに。他のコースも可能な限り事前にお申し込み下さい。

 

しおめ彼方此方「石炭(スミ)の道、あみだ堂」

ガイド:内郷まちづくり市民会議公認ガイド
定員:なし
集合場所:みろく沢炭砿資料館周辺
内容:内郷まちづくり市民会議の皆さんとのコラボ企画。みろく沢の町歩きの標準コースとなっている「石炭(スミ)の道」だけでなく、そこに白水阿弥陀堂までを加えた特別コースを歩きます。いわきの潮目「みろく沢」の歴史や魅力を知る第一歩となるコース。初めて白水地区に来る方、地元の人に案内してもらいたい方には最適のコースとなっております。

 

しおめ彼方此方「かわだいらと学びの舎」

ガイド:馬目行雄(川平区 区長)
定員:なし
集合場所:旧白水小学校体育館
内容:昨年度で閉校となってしまった白水小学校。川平区の馬目区長に、そのすばらしい校舎をご案内いただき、さらにその後、小学校のそばをじっくりと歩いてみようというコースです。常磐炭鉱の中でももっと早期に開発された川平地区。当時の面影を残す町を見ながら、この地のすばらしさ、魅力を感じてみませんか?

 

③撮×撮ToriDori in SHIRAMIZU

ガイド:中村幸稚(フォトグラファー)
定員:20名
集合場所:旧白水小学校正面玄関
内容:単に町歩きするだけでなく、写真を撮りながら歩こうという企画です。講師は、いわき市内で写真撮りながら町歩きも企画している中村幸稚さん。ファインダー越しに見える川平。古美てゆく景色の中で、最高のワンショットを追い求めてみませんか? アマチュアの方だけでなく、スマホ専門のビギナーの方も大歓迎です。

 

④いわきの潮目『新復興論』ツアー

ガイド:小松理虔(地域活動家)
定員:6名
集合場所:旧白水小学校正面玄関
内容:昨年9月に『新復興論』を上梓し、大佛次郎論壇賞を受賞した地域活動家の小松理虔さんと、小松さんの車でいわき市内の潮目を巡るツアーです。本の中で紹介されているポイントを小松さんの言葉で解説してもらいながら巡ります。小松さんの自家用車を使うため6名限定。いわきの潮目をじっくりと読み解いていきましょう。

※お申し込みの公平性を期するため、先行して情報解禁されているネットでのお申し込み3名、遅れて発行されるチラシ経由でのお申し込みから3名というように区切ってのご応募とさせていただきます。6名限定と大変少ない定員となりますので、このような形を取らせていただきました。ご了承くださいませ。(小松理虔・9月12日追記)

 

⑤みろく沢アートさんぽ

ガイド:会田勝康(NPO法人ワンダーグラウンド)
定員:なし 開催:随時
集合場所:みろく沢炭砿資料館周辺
内容:みろく沢には、昨年の「しらみずアーツキャンプ」で制作されたアート作品が点在しています。それらの作品を会田さんと鑑賞しつつ、神々しい雰囲気に包まれたみろく沢を堪能する企画。なかなか入ることのないみろく沢の裏山。そこでみなさんは何を目撃するのか。最終目的地は、吉田重信作「伝/弥勒沢黄金の磐座」。

 

⑥為雄館長トロッコ巻き上げ実演

ガイド:渡辺為雄(みろく沢炭砿資料館 館長)
定員:なし 開催:随時
集合場所:みろく沢炭砿資料館周辺
内容:みろく沢炭砿資料館の館長、渡辺為雄さんがライフワークとしている「トロッコ巻き上げ」の実演をして頂きます。私費を投じて資料館を整備し、いわきの文化・歴史の発展に寄与した為雄館長の生実演を見られる貴重なチャンス。名調子いまだ健在。為雄さんにしか語れない言葉をあなたの記憶に刻んでください。

 

⑦ガイドを片手にフリー周遊 しらみずフリーツアー

ガイド:うちごうまちあるきマップを参照
定員:なし
集合場所:自由
内容:内郷で長く地域づくりに関わる「内郷まちづくり市民会議」が今年、満を辞して発表したオンライン町歩きマップ「うちごうまちあるきマップ」をみながら参加者が自由に町を巡るツアーです。アクセスすると内郷町内の見所が3つのルート別に表示されます。google mapと連動しているので便利。レッツアクセス!

 

午前は体育館でじっくり学び、午後は現地を見て回る。しかし、そこで探すべきは「答え」ではなく「問い」かもしれません。どのように地域と関わるべきか。私たちはどのように生きるべきなのか。そして、いわきとは、どのような土地なのか。そんな根源的な問いが、フィールドワークのなかで見つかるはずです。ぜひご予約の上、ご参加ください。

座学もフィールドワークも基本的には自由参加ですが、フィールドワークは、参加人数を事前にできる限り把握しておくため、できるだけメールやファックスにて「ご予約」ください。メールや申込書に希望する講座を「1つ」記入するだけ。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

 

問い合せ&申し込み:

いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会

〒970-8686 いわき市平字梅本21(いわき市 文化スポーツ室 文化振興課内)
TEL:0246-22-7544 FAX:0246-22-7552
E-mail:bunkashinko@city.iwaki.lg.jp

 

プログラム2「しらみず野外演劇祭」

しらみず野外演劇祭は、白水を舞台にした演劇作品2作品を鑑賞いただくプログラムです。

1つめは、マイクロバスで市内をめぐる体験型ツアー演劇『石炭漂霊巡り』、そしてもう1つが、野外劇『地中の羽化、百億の波の果て』。ツアー型演劇はマイクロバスで市内を巡るもので、予約が必要になります。予約は9月27日〜10月4日までと予約期限が設けられていますのでご注意ください(詳しくは下記を参照)。メールかファックス、電話にてお申し込みください。

一方の野外劇は、みろく沢炭資料館前を会場にする野外の演劇となります。こちらは定員はございませんので、どうぞしらみず文化大学のプログラムをご覧いただき、お誘い合わせの上ご参集ください。

 

 

しらみず野外演劇祭・作品1 体験型ツアー演劇「石炭漂霊巡り」

作/演出:寺澤亜彩加×藤城光

日時:2019年10月27日(日)
集合:JR湯本駅にて乗車の方 8:30出発
JRいわき駅にて乗車の方 9:00出発
料金:3,500円/人(要予約)
定員:15名
上演時間:9:00〜17:00(途中、お昼ご飯の休憩などを挟み、後半は野外劇に合流します)
概要:このプログラムは、マイクロバスでいわき各所を巡りながら石炭の記憶を辿るツアー型演劇です。途中、お昼休みなどを挟みながら、最終的には午後4時から上演される野外劇に合流する1日がかりのツアーとなっております。途中、参加された皆さまには、指示通りに体を動かして頂くなど、身体にある程度の疲労を伴う具体的な行動をとって頂きます。ご了承の上でご予約頂きますようお願いいたします。

予約方法:お名前、電話番号、湯本駅からかいわき駅からの出発地点を明記のうえ、メールかファックス、電話にてお申し込み下さい。予約は、2019年9月27日午前10時から10月4日午後4時までの1週間となります。定員を超えた場合は、厳正なる抽選のうえ参加者を決定します。選ばれた方には実行委員会から連絡をいたしますが、落選の場合は連絡いたしません。あらかじめご了承ください。

ご予約・お問い合わせ:

いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会

〒970-8686 いわき市平字梅本21(いわき市 文化スポーツ室 文化振興課内)
TEL:0246-22-7544 FAX:0246-22-7552
E-mail:bunkashinko@city.iwaki.lg.jp

 

 

しらみず野外演劇祭・作品2 野外劇「地中の羽化、百億の波の果て」

作/演出:寺澤亜彩加×藤城光

日時:2019年10月27日(日)16:00開演 17:00終了予定
会場:みろく沢炭資料館
料金:投げ銭制
定員:なし

野外劇「地中の羽化、百億の波の果て」は、みろく沢炭資料館前にて上演される野外劇。しらみずアーツキャンプのリサーチ班、寺澤と藤城が出会ったものたちが、この日、しらみずに立ち現れ、現実と虚構が交じり合います。そして、やっちきという、供養と祝祭のどちらも併せ持つ踊りで、すべての劇はフィナーレを迎えます。どうぞその瞬間にお立ち会いください。

 

しらみず文化大学の会場となる旧白水小学校

 

野外劇の会場となる、みろく沢炭資料館

 

クラウドファンドも実施!

いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会では、クラウドファンド「KICK OFF」にて、このふたつの演劇プログラムに関するクラウドファンドを実施します。参加者が15名と限定されてしまうツアー演劇を「映像作品化」し、全国の皆さまにご覧頂くためのクラウドファンドです。演劇や映像作品の制作費を広く募集します。完成した映像のDVDや作品の戯曲、オリジナルグッズなどをリターンとしてお返しする予定です。9月10日よりスタートいたします!!

 

現在のところ決定しているのは以上のようなプログラムです。これからわしゃわしゃと生まれる企画もあるかもしれません。その時はまたこちらのサイトで紹介していきます。今、いわきでもっとも味わうべき二つの場所。「白水小学校」「みろく沢炭資料館」。学びと体験を通じて、このいわきの潮目から、問いを生み出してみましょう。そこで生まれた問いは、あなたの暮らしを、さらに豊かにしてくれるはずです。参加表明、フィールドワークのご予約、お待ちしております。