ABOUT

潮目文化共創都市づくりについて

潮目とは、二つの異なる潮流の「境目」を指すだけでなく、流れゆく物事が向かう方向や、情勢が変化するその境目を指すとともに、過去と現在・未来、異なる地域が出会う「はざま」の象徴でもあります。いわき市はまさにその「潮目」を持った地域、すなわち「潮目のまち」であると私たちは考えます。

石炭から石油への移行という「エネルギー革命の潮目」から、いわき市は観光や重化学工業を発展させてきました。そのエネルギー革命と並行して、いわき市は14もの市町村が合併して誕生しています。合併もまた、多様な文化への寛容、海や山など変化に富んだ自然や資源の魅力を引き出すための「潮目」となりました。いわき市は、時代の潮目、そして地域の潮目から豊かな実を生みだしてきたのです。その意味でいえば、東日本大震災を経験し、市制施行50周年の節目を迎えた現在もまた、新たな潮目に直面していると言えるのかもしれません。

そんななかで、50年後のいわきに残す「文化のまちづくり」に向けた基盤づくりを進めるため、市内で様々な活動を行っている文化の担い手たちが中心となって「いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会」を立ち上げました。私たち「いわき潮目文化共創都市づくり推進実行委員会」といわき市は、潮目のまちとして発展を遂げてきた過去の歴史や経験を振り返るとともに、自分たちの文化の力を見つめ直し、新しい発想で更なる豊かさを生み出すための活動を、文化芸術、アートの視点から展開していきます。
 
 

実行委員会について

いわき市文化スポーツ室を事務局とし、市内で既に活動を続けている団体から代表者を選出。初年度の実行委員会を設置しました。既存の企画との連携及び、事業との関連付けを通年通して行い、「潮目文化」という中長期的な観点から、いわき市内での文化事業と行政のとの関わり方を模索し、新しい基盤を形成していくものです。
 
 

今年度のプログラムについて

今年度は「潮目」をテーマにした企画・セミナーなどの「潮目文化共創プログラム」と、マイナスのイメージをプラスに転じる視点移動のきっかけとなり得る「カルチャーショックプログラム」の2つのプログラムを開催します。このウェブサイトでは、開催情報のほか、地域の文化資源や文化の担い手たちに関するコラムなどの情報の発信を行い、ウェブ上に文化的プラットフォームを構築し、文化のまちづくりの基盤のひとつとすることを目的とします。
 
 

プログラムのステートメント

ステートメントのアートワークは、いわき市にも縁のあるアーティスト、KOURYOUさんによるものです。中央にいわきを中心とした日本地図が描かれ、上面にはいわきに伝わる伝承により象徴的に表現された世界観が、下面には積み重なった時間世界が表現されています。右側の太平洋の位置にいわきの潮目が渦を巻いており、上から来ている寒色の波が親潮、暖色の波が黒潮を表しています。日本全国からやってくる船やキツネなど、いわきに関連するモチーフが多数扱われています。

 

– PROFILE –

KOURYOU(コウリョウ)

1983年福岡県生まれ。連想やアナロジー(類推)で繋がる様々な時空を横断する作品づくりを得意とする。既存のウェブサイトの作品では現在でも更新が続いており、そこでは多様な価値観が内包された大量の情報を扱っている。現実世界では仮想空間で構築したものを圧縮した平面や立体の作品に定評がある。2016年、いわき市の複数の会場で開催されたカオス*ラウンジの市街劇では、いわきの伝承や伝説を織り交ぜた「いわき伝説ノート −キツネ事件簿−」を制作し、大きな反響を呼びました。
【管理サイト】
「クリックスピリット」(2008年~)http://www.kurisupi.com/
「パープルームHP」(2014年~)http://www.parplume.jp/
「いわき伝説ノート −キツネ事件簿−」(2016年~)http://iwakitsune.com/
【最近の主な展示作品】
カオス*ラウンジ新芸術祭2016 市街劇「地獄の門」「小名浜竜宮」 会場:もりたか屋、UDOK.
個展「メメックス -キツネの部屋- 」 会場:ゲンロンカオスラウンジ五反田アトリエ
「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」 会場:ワタリウム美術館