しらみずアーツキャンプより「宿題」のお知らせです。参加を予定している方に課せられる宿題は「白水小学校の校歌を覚えること」です。残り2週間あります。youtubeに校歌のでも演奏の動画が投稿されているので、兎にも角にも、遮二無二動画を見て聞いて、校歌を覚えて下さい。それを、アーツキャンプの座学講座が始まるときに、しらみず文化大学校歌として歌います!
白水小学校は、今年度いっぱいで閉校になってしまいます。とても素晴らしい校歌なのに、この校歌が歌われなくなってしまうのはあまりにももったいない。せめて、今回のアーツキャンプに参加した人たちだけでも歌い継ぎたいし、記憶に残したい。そんな思いで、この宿題を思いつきました。
当日の講座が始まる前に、全員で歌うことができたら結構感動的だと思いませんか? この小学校の卒業生じゃない。けれど、なぜかそこに集った人たちが、この校歌を歌うことができる。それを見た校長先生や地元の人たちは、きっと喜んでくれると思うのです。本番では、ギタリストのアベマンセイさんが伴奏してくれることが決まっています。みんなで歌ってみませんか?
今年の「しらみずアーツキャンプ」のメイン会場となる白水小学校です。常磐炭鉱の歴史を語り継ぐ、大変素晴らしい小学校です。かつていわき市最大クラスのマンモス校として知られていました。昭和30年代には6学年合わせて700名近くいた生徒も、石炭が斜陽産業になるにつれ地区外へ移住する方が増え、昭和50年には115名。平成元年には70名ほどとなり、今年は3人にまで減ってしまいました。小学校は、今年度いっぱいでの閉校が決まっています。
しかし、その閉校の事実は、いわき市民の多くにはほとんど知られていません。いわきの産業を支え、教育を支え、常磐炭鉱の歴史を伝えるこの小学校が、ほとんど知られることなく閉じられてしまうのはあまりに寂しいというもの。もっと多くの人に、この小学校の歴史や素晴らしさを伝えられたらと思い、今回のアーツキャンプが決まった、という経緯があります。
校舎がとても素晴らしいので、今回のアーツキャンプでは、白水小学校の遠藤校長先生に「特別授業」をしてもらう予定だけでなく、小学校の内外を歩くツアーも予定されています。歴史が閉じられる前に、この学校に集まった私たちで、最高の校歌を、この体育館に響かせたいと思います。みなさん、この宿題、ぜひ一生懸命取り組んでみてください。みんなで歌えたら、絶対しびれます。
よろしくお願いいたします!!