遠野学(2)遠野のみらいを考える 〜これからの、トーノ・トーク

12月21日(水)、いわき産業創造館6Fセミナー室にて、コミュニティ・ツーリズム事業関連企画「遠野学-遠野のみらいを考える 〜これからの、トーノ・トーク」が開催されました。今年度私たちは、地域資源を掘り起こし持続可能性の高いコンテンツとして蓄積していく「いわき版コミュニティ・ツーリズム」の立ち上げに挑戦しています。今回は、菩提院の副住職である霜村真康さんをファシリテーターに迎え、ワークショップ形式で更なる魅力の掘り下げを行いました。

 

未来会議副代表でもある霜村さんは、これまでに数多くの場で対話を「お手伝い」してきた。

 

「否定しない」「決めつけない」という2つの「お作法」を確認した後、ワールドカフェ形式で対話開始。簡単な自己紹介から前回の内容の共有。そして「私が好きな遠野はこんなところ」というお題で和やかな時間を過ごしました。

 

テーブルクロスはそのままメモ用紙に。

 

その後、A4の紙にそれぞれが思う遠野の魅力を書き、ホワイトボードに貼り出しました。全員で立ち上がって更にトーク。遠野銀座通りを一望できる雷神様。入遠野が幕領だった理由。京都とのつながり。徳一大師の墓所・・・。あっという間に時間がなくなってしまいましたが、以下、貼り出されたワードを挙げておきます。

入遠野の田園風景/入定のヒガンバナ/八潮見城/飛鳥井の里/朝日長者/猫塚/和紙/犬が多い/冷水の人面石器/遠野のじゃんがらはワイルド/職人/龍神峡/滝富士/とろろ屋半兵衛/塩屋菓子店のプリン/遠野まんじゅう/うさぎや/バディ/ソリスト/ミモザ/カプリーチェ//あめや/ウメノヤ/スリーズ/チロル

 

可視化されることで話が広がる。

 

ホワイトボードにワードを貼り出す時間。

 

立ち上がり、全員でホワイトボードを眺めながら話す。

 

座学であれば受身の参加者も、フラットな関係で質問されれば存分に知見を披露します。みなさんの中に既にあるものが大変な財産。「いわき学検定」の向こうを張って「遠野学検定」を行ってもいいのではないかという話も出ました。私たちのコミュニティ・ツーリズム事業は、来年1月7日(日)、2つのツアーの内覧会を行います。更に練り上げた後、いよいよ2月以降にツアー実施となります。お楽しみに。

 

レポート:潮目文化アーカイブ班 江尻浩二郎

撮影協力:橋本栄子